50代でリストラされたけど、がんばって再就職した体験談
再就職するまでは何をしていたのか
30代後半のときにPCスキルを活かして転職し、中堅企業でWEB制作とマーケティング、プロモーション動画などの制作に携わっていました。取引先は大手企業ばかりでした。最初の頃は売り上げも上がり、それに伴って収入も年々増えました。だから、このまま定年まで頑張ろうと思っていました。
しかし、身につけたスキルは日進月歩の業界の中ではすぐに廃れてしまいます。そうした中で、大口の取引先を失ったりして、会社が立ち行かなくなり大幅リストラということになりました。私自身もその中に含まれていました。一緒に辞めた仲間の中にはこの際、ゆっくりしてから働き始めるという人もいましたが、私は退職後は出来るだけ早くに就職しようと、すぐに就職活動を始めました。
就職活動を始めてわかったのは再就職の厳しさです。やはり50歳の大台を超えていたことで、なかなか面接までたどりつけませんでした。しかも私は1人でコツコツやるタイプだったので、管理職には不向きだったことも災いしました。やはり50代の社員は管理職として期待されることが多いようです。そんな中で、ある小さなWEB制作会社の求人をハローワークで見つけ、応募してみました。そこの企業は社長も入れて5人ほどの企業で、取引先は零細業者ばかりです。そうした零細業者の求めるWEB技術は私が持っている技術でも十分に対応できるものでした。
つまり、零細企業が対象であれば最先端の技術ではなくても、十分に対応できるということです。それが幸いし、話はとんとん拍子に進み、無事に再就職にこぎつけることができました。この会社では20代から40代前半までの社員がいましたので、私が一番最高齢でした。
まとめ
仕事をやめる時点で自分のスキルではこの業界は難しいかもしれないと覚悟していましたが、取引先が変わる(大手企業→零細企業)ことで、自分のスキルが生かせる職場もあることがわかりました。最悪、別の業界で一から学ぶことも覚悟していましたが、自分のスキルが生かせる職場が見つかって良かったです。
給料面では前職より若干、落ちましたが、他の業界に行くことを考えれば十分に満足できる額をいただいています。退職してから、多くの企業にアタックしましたが、そうやって積極的に活動したことが早期の再就職に結びついたと思います。小さな会社ですが、本当に和気あいあいとした職場なので、楽しく働けると言う点でも良かったと思っています。
他にも、雇用保険から出る失業者に向けての職業訓練を通すコースもあります。もしも職業訓練に行く人は過去問題を解いてから受験するようにしましょう。